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導入事例
2021/11/19
日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社

日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社様のAXLGEAR導入事例

日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社 様

発足:2014年7月
代表取締役社長:垣原 弘道
URL:https://www.tcs.com/jp-ja/home

ITサービスやコンサルティング、ビジネスソリューションを提供する日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社(日本TCS)。
グローバルで業界トップクラスの実績、技術、規模を持つタタコンサルタンシーサービシズ(TCS)が培った技術力と知見を結集し、お客様のビジネスをサポートしている。
2020年12月に同社初のサブスクリプション型サービスとなるMicrosoft Azureの提供を開始。

わずか2ヶ月でMicrosoftサービスの提供基盤を整備
受注から仕入れ、開通までをワンストップで対応

デジタル技術やITを活用し、お客様のDX推進や新製品開発をサポートする日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社。Microsoft Azureの提供を開始すべく、クラウドソリューションプロバイダー(CSP)運用の枠組みの中でプラットフォームを構築でき、またオペレーションの自動化によりサービス提供を円滑化・加速できる「AXLGEAR」を採用した。今回は、コグニティブビジネスオペレーション統括本部デリバリーヘッド 持田功太郎氏にAXLGEARの導入理由や活用状況、今後の展望について伺った。

導入前の課題と解決

課題

  1. CSP運用特有の煩雑なワークフローに適応
  2. 提供サービスの利用状況・課金情報の容易な把握
  3. サービス提供に関わるお客様とのやり取りの軽減

解決

  1. パートナー向けAPIに連携した基盤の確保
  2. 自動連携による従量データの取得
  3. お客様自身による従量データ確認

導入イメージ

  • Microsoft365、Azureなどのサブスクリプション型サービスの注文受付~開通~請求~継続の一連の業務プロセスをAXLGEARにより自動化。サービス提供、管理にかかる業務工数を大幅削減を実現。
  • 顧客ごとに専用管理画面が用意されており契約内容の確認や契約変更、解約などの操作が可能。
  • Microsoft社のシステムとAPI連携によりAzureなど従量データを取得し、顧客毎の請求金額を自動計算する。

受注からサービスの提供まで30分!
正確・スピーディーなCSP運用をAXLGEARの標準機能で実現

Azure連携とCSP運用が可能な
プラットフォームが必要に

日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社がMicrosoft Azureの提供サービスを開始したのは2020年12月。コロナ禍により社員が在宅勤務という状況でありながら、同社初となるサブスクリプション型サービスの提供を実現した背景には、運用自動化プラットフォーム「AXLGEAR」の存在がある。
Azureを提供するには、リソース使用量に基づいた従量課金の計算・請求といったCSP運用では避けられない煩雑なワークフローに適応しなくてはならない。これを社員が手作業で運用するには手間も時間もかかるうえ、ミスも起きかねない。お客様に満足してもらえるサービスにするために、正確・スピーディーに運用できる仕組みの構築が課題であったが、これらを標準機能で実現できたのがAXLGEARだった。そのため同社のワークフローに合わせた開発はほんの一部。
「実請求書の送付前に『請求のお知らせメール(PDF添付)』によるエビデンス送信を行うといった独自のワークフローを取り入れるべく一部開発を行いましたが、基本的には標準搭載されていた機能で運用が可能でした」とコグニティブビジネスオペレーション統括本部デリバリーヘッド 持田功太郎氏は語る。同社がAXLGEARを導入したのはAzureの提供開始からわずか2ヶ月前の2020年10月頃。
「CSP Azureの運用は当社が持つ統合運用サービスフレームワーク、PRISM™(PrimeIntegrated System Management)の上で稼働する必要があり、短期間で導入できたのは実際の業務とAXLGEARのワークフローにギャップが少なかったからでしょう」と持田氏は語る。
もしAXLGEARがなければ、プラットフォーム開発や、手作業での請求業務を強いられていた。「ビジネスとして成立させるためにAzureと連携し、運用を自動化する仕組みは必須だと考えていましたので、AXLGEARがなければサービスを迅速に提供開始できていなかったでしょう」(持田氏)。
料金形態やお客様へのメリットも採用理由としては大きい。他社製品は売上連動型が多い中、AXLGEARは契約数による課金。TCSが求めるお客様へのメリットを備えた高品質なサービスであることも採用の決め手となった。

作業時間を1/16に
自社・お客様双方のコア業務活発化に貢献

AXLGEARの導入によって、狙い通りに帳票発行の自動化とそれに関連するコミュニケーションの円滑化を実現した同社。お客様へのサービスの提供までにかかる時間を試算してみたところ、手作業だと約8時間かかるのに対し、AXLGEARだと30分にまで短縮できたという。
また人による作業が前提だと担当者が不在の場合に業務が滞る恐れがあるが、AXLGEARによって業務を自動化できているため、リスク回避の観点からも社内評価を得ている。
さらに同社はAXLGEARによって時間の使い方にも良い変化が起きた。帳票発行の手間を削減して捻出できた時間を、新規プロジェクトの推進やお客様へのさらなる提案活動に充てているという。サービス提供にあたって発生する事務作業を効率化し、よりコア業務に注力できるようになったことで新たな利益の創出につながっている。
さらにお客様自身が専用管理画面を利用することで、都合のいいタイミングでAzureの利用情報や課金情報にアクセスできるようになったことで、同社によるデータ抽出・提供のアクションが減ったというメリットがある。当然ながらお客様が必要なデータへ自由にアクセスし、リアルタイムに近い情報を得られるようになったことも成果としては大きい。「お客様自身が都度データの抽出を当社に依頼する手間をなくせましたし、回答までお待たせすることもなくなりました」と持田氏は語る。

サブスクリプション型ビジネスの拡大とお客様のIT活用のサポートを目指す

Azure、Microsoft365の提供に加え、将来的にはAWS、GCPなどのサービス提供も視野に入れる同社。
その提供にAXLGEARを活用していきたいとの考えだ。
またサブスクリプション型ビジネスを拡大しながらも、同社の中核ビジネスの一つであるマネージドIT運用サービス「PRISM™」の成長にもつなげていきたいと語る。
「コロナ禍によってお客様によるパブリッククラウドの利用は増えていますが、その分お客様側で運用を担うという課題があります。そのサポートを我々ができれば」(持田氏)。少子高齢化によるIT人材の育成や確保が大きな課題となる中、お客様自身が、障害やオペレーションミスなどのトラブル対応、製品やクラウドサービスの複雑化・技術要素の多様化に直面することになる。その対応に時間を奪われることなくITと人材を、運用からビジネスの成長に集中できるよう、同社が統合型のサービスを提供しサポートする狙いだ。
「そうしたサポートにAXLGEARの自動化技術を活用することで、お客様もまたクリエイティブな活動に充てる時間を生み出せると考えます」(持田氏)。
AXLGEARの幅広いサブスクリプション型サービスとの連携や、迅速なサポートを評価している同社。より同社のお客様が価値を感じられるような機能を拡張してもらいたいと考えている。
「我々の生産性が上がるのはありがたいことですが、結果的に我々のお客様に高品質なベネフィットを提供できることが最も大事だと思っています」(持田氏)。

日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社
コグニティブビジネス
オペレーション統括本部
デリバリーヘッド
持田 功太郎氏

日本TCSの
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