サブスクビジネスを開発するならAXLGEAR(アクセルギア)
導入事例
2021/06/23
株式会社オービックビジネスコンサルタント

株式会社オービックビジネスコンサルタント様のAXLGEAR導入事例

株式会社オービックビジネスコンサルタント 様

設立 1980年12月
資本金 105億1,900万円
代表取締役社長 和田 成史
https://www.obc.co.jp/

株式会社オービックビジネスコンサルタントは基幹業務システム「奉行シリーズ」を中心に多様なオンプレ製品
とクラウドサービスを開発・販売するソフトウェアメーカーだ。間接販売に特化しており、全国3,000社の販売
パートナーとともに商品を提供。2016年から販売している奉行クラウド・奉行クラウドEdgeは累計3万3,100社の企業に導入されている(2020年10月時点)。

複雑な商流管理も標準機能で対応
カスタマイズ費用を抑えた運用を評価しAXLGEARへ移行

2016年から基幹業務を効率化するためのソフトウェア「奉行クラウド」シリーズを提供している株式会社オービックビジネスコンサルタント。以前は海外ベンダー製のサブスクリプション型サービス向け契約管理システムを使用していたが、都度プロバイダーにアドオン開発を依頼せねばならず、積み重なるコストと労力が課題に。そこで、販売パートナー専用管理画面の提供やシステム連携といった同社が求める機能が標準化されていた「AXLGEAR」に移行。今回は、開発本部 ICTセンター 次長 岡 寛之氏に、導入背景や効果、将来の展望を伺った。

導入前の課題と解決

課題

  1. アドオン開発コストがかさむ
  2. ライセンスアップに3日以上かかる
  3. パートナー契約方式によって販売条件が変わる

解決

  1. 求める機能が標準化、アドオン開発コスト削減
  2. ライセンスアップはその日のうちに完了
  3. マスタ管理機能を使って販売可能サービスを制御

導入イメージ

AXLGEARに標準搭載されている「顧客専用管理画面」と「OBC Cloud Platform」をSSO連携し顧客の利便性を向上。販売パートナー専用管理画面を活用し
■OBCから販売パートナーへの見積もり発行、販売パートナーから顧客への見積もり発行
■顧客は販売パートナーから届いた見積もりに対し注文。販売パートナーはその注文を確認し、OBCへ発注
■OBCはライセンスの追加や、更新処理を行う
という、一連の運用をAXLGEARのみで管理でき、事務手続きの大幅な時間短縮を実現した。
請求処理については、サービスや販売パートナー毎に異なった契約条件に合わせた処理( 請求処理代行、キックバックなど)をAXLGEARのマスタ管理機能で制御している。

販売パートナー専用管理画面の提供で
顧客とのシームレスなやり取りが可能に。
3日以上要していたユーザー数変更作業もその日のうちに完了。

積み重なるアドオン開発コスト
やり取りの煩雑化が課題に

 株式会社オービックビジネスコンサルタント(略称OBC)は、1993年から基幹業務を効率化するためのソフトウェア「奉行シリーズ」を展開。40サービスを超える「奉行シリーズ」を全国3,000社の販売パートナーを通して提供しており、導入企業は累計65万社(2020年10月時点)にのぼる。
同社がクラウドサービスの販売を開始したのは2016年。かつては、海外ベンダー製のサブスクリプション型サービス向け契約管理システムを利用していた。ただ以前のシステムには、顧客専用・販売パートナー専用の管理画面がなかったため、開発ベンダーにアドオン開発を依頼せざるを得なかった。「機能追加を行おうとすると、そのたびにアドオン開発コストがかさむ点が課題でした。当然ではありますが、追加したい機能を細かく指定しなければその通りに反映されません。開発ベンダーとのやり取りが煩雑になり、疲弊しました」(開発本部 ICT センター 次長 岡 寛之氏)。
求める環境をつくろうとすればするほど積み重なる労力とコスト。AXLGEARなら、「顧客専用管理画面」「販売パートナー専用管理画面」が標準機能として用意されている。加えて、システム要件として挙げていた「基幹システムとの連携」「自社のクラウドサービスとのSSO連携」も可能だった。アドオン開発をしなくとも同社が求める環境が整っていたのである。

販売パートナー専用管理画面の提供で
シームレスなやり取りを実現

 同社は2020年2月にAXLGEARをテスト運用、その2カ月後に販売パートナーへの提供を開始。岡氏が求めていた販売パートナー専用管理画面があることで、顧客とのシームレスなやり取りが可能になった。以前なら見積書を発行するとなれば、販売パートナーがメールでOBCの営業担当者に依頼し、営業が見積書を発行するプロセスを踏まなければならなかったが、AXLGEARを使えば営業を介す必要がない。
「販売パートナー様は見積書を受け取るまでの“待ち時間”が発生していました。販売パートナー専用管理画面を使えば自身で見積もりを作成できるので、スピーディーに顧客のリクエストに応えられます」(岡氏)。
AXLGEARはオートメーション機能が実装されているため、顧客が申し込みを行えば、自動的にサービスの開通処理が行われる。ユーザー数を5から10に増やすだけで3日以上かかっていた作業もその日のうちに終わらせることができるのだ。
さらに同社は、顧客がライセンスアップや契約更新の申し込みを行うと「申し込みがありました」といった内容が販売パートナーに通知される機能を追加。顧客からの要望に対して素早いアクションを取れるようになった。
その他、AXLGEARの導入により契約方式に合わせた販売条件の管理が可能になった。同社はSler企業、事務機器メーカー・販売会社、会計事務所・税理士事務所などさまざまな販売パートナーと契約を締結しているが、企業によって契約方式が異なる。
「販売パートナー様の契約方式に合わせて、販売可能サービスなどを制御する必要がありました。それもAXLGEARの『マスタ管理』を使ってコントロールできました。この機能は特に活用させていただいています」(岡氏)。

サブスク型ビジネスを推進するためのエコシステムに

 2020年7月には、同社の季刊会報誌『奉行EXPRESS』で顧客にAXLGEARの展開を告知したという。
顧客がAXLGEARを利用できるようになれば、自身で契約期間やライセンス数などを管理できる。契約期間に近づいていることに気づき、自ら契約更新を行えば、更新漏れの防止につながる。
現時点では、まだどうしてもオンプレミス製品を利用している顧客が多い。ただ、クラウドサービスには顧客のニーズに、柔軟にそしてスピーディーに応えられるメリットがある。同社はその特長を顧客に訴求しつつ、クラウド化を推し進める方針だ。
最後に、岡氏は将来の展望について「サブスク型ビジネスを進めるうえで、顧客様と販売パートナー様と当社をつなぐエコシステムとしてAXLGEARを活用したい」と話した。
AXLGEARがサブスク型ビジネスを進めるためのエコシステムになれば、サービスと顧客との接点が強化され、より多くのユーザーに奉行クラウドサービスを届けられるだろう。
業務スタイルに変化をもたらす奉行クラウドサービスを、お客様のニーズに沿って次々に発売している同社。いつの時代も求められる「基幹業務の効率化」を、クラウド化が進む現代のスタイルに合った方法で支えてゆく。

株式会社オービックビジネスコンサルタント
開発本部 ICTセンター
次長
岡 寛之 氏

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