サブスクビジネスを開発するならAXLGEAR(アクセルギア)
導入事例
2020/12/16
ピー・シー・エー株式会社

ピー・シー・エー株式会社様のAXLGEAR導入事例

ピー・シー・エー株式会社 様

設立 1980年8月
資本金 8億9040万円
代表取締役社長 佐藤 文昭
https://pca.jp/

1980年に公認会計士有志で設立したピー・シー・エー株式会社は、「攻めるなら、経理から。」で知られる基幹業務系パッケージソフトウェアの老舗。自社開発した基幹業務系のオンプレミス版パッケージソフトとSaaS版クラウドサービスを提供している。2020年7月にはオンプレミスの製品をサブスク形態で提供する「PCAサブスク」をリリース。ストックビジネスのさらなる深化を目指す。

オンプレのサブスク化、ピー・シー・エーの新たな柱
「 PCAサブスク」でAXLGEARを採用
再販ビジネス網を生かしたサブスクビジネスの強化を支援

販売パートナーとともに基幹業務系のオンプレミス版パッケージソフトやSaaS版クラウドサービスを提供するピー・シー・エー株式会社。
自社製品の提供形態のサブスクリプション化を進めるべく「PCAサブスク」のリリースを控える中で、「再販」という既存ビジネスモデルを生かしつつ、より効率的にサブスク型サービスの契約管理が可能なプラットフォームが必要になった。今回は、戦略企画部 プロダクトマーケティングセンター 係長 吉永純一氏、同・係長 桐原貴史氏、同・主任 渡邉亜津沙氏に「AXLGEAR」の導入理由を伺った。

導入前の課題と解決

課題

  1. サービス管理を担う社内システムを連携させたい
  2. 再販ビジネスに対応した機能が欲しい
  3. 取次店用のインセンティブ管理機能が欲しい

解決

  1. 社内システムの連携により、業務を自動化
  2. 注文処理のセルフ化、業務量削減に寄与
  3. インセンティブ管理機能のアドオン開発が可能

導入イメージ

直販、再販、取次という多商流からの注文を網羅的にAXLGEARのコントロールパネルやストアにて受注処理。受付注文データをPCAサービス基盤システムと連係してライセンスキーをAXLGEARで取得。月次で発生する課金データを商流毎の請求処理にデータを振り分けて基幹システムに連携。

契約に纏わる情報をAXLGEARに集約化、業務量50%以上削減に寄与
販売パートナー様はコア業務への集中が可能に

複数ある社内システムとの連携が可能なプラットフォームが必要に

 基幹業務系パッケージソフトウェアの老舗であるピー・シー・エー株式会社(以下、PCA)は、オンプレミス版パッケージソフトに加え、2008年からSaaS版クラウドサービス「PCAクラウド」を提供。クラウドサービスの導入社数は1万5千社を超える中、サブスクリプション型サービスへの高まるニーズに応えるべく、従来のパッケージソフトをサブスク化した「PCAサブスク」をリリースすることになった。ところが、今まで自社製品を管理していたシステムで「PCAサブスク」も管理すれば、契約管理業務が煩雑化する恐れがあった。注文登録内容の変更処理や定期的な請求処理……。これらを顧客ごとに行うわけだが、こうしたサブスク特有の業務処理を全て手作業で行えば担当者の業務負荷増大は避けられない。戦略企画部 プロダクトマーケティングセンター 係長 吉永純一氏は、従来のシステムについて次のように語る。
 「商品を管理するにあたり『売上を管理するシステム』『お客様情報を管理するシステム』など複数のシステムを利用していました。基本的に手作業で管理しており、またシステムが全て連携されていない状態でした」
同社はこれらを連携させるため、APIが搭載されたシステムを導入すべく、サブスク型サービスの契約管理システムを3社比較検討した。他社と比べて課金形態が同社のビジネスにマッチしていたため、迷わずAXLGEARを採用。他システムは売上高や販売パートナー数に応じて課金される形態だったが、AXLGEARは契約数に応じて課金される。また同社は長年、販売パートナー経由で商品を提供する再販ビジネスを行っており、販売パートナー数は2,000社以上。AXLGEARなら「リセラー用コントロールパネル」といった販売パートナー用の機能が搭載されているため、既存の再販ビジネスはそのままで、無理なくサブスク型サービスを提供できる。同社は2020年4月に「PCAサブスク」の管理基盤としてAXLGEARを導入。同年7月、販売パートナーと直接販売の顧客に「PCAサブスク」をリリースした。

システム連携&注文処理のセルフ化、人手に頼る業務削減の兆し

 同社の想定通り、AXLGEARの導入によって、社内の販売管理システムや顧客管理システムを連携できるプラットフォームを用意できた。
 「AXLGEAR上で管理している請求データやお客様情報が変わると、これらの情報が自動的に社内の販売管理システムと顧客管理システムに反映されます。契約に纏わる情報が変わるたびに担当者が手で打っていた労力がゼロになりました」(吉永氏)。
 AXLGEARの導入は業務の自動化だけでなく、注文処理のセルフサービス化も実現した。かつては顧客の注文登録内容の変更連絡が入るたびに、その連絡を受けたPCAの営業担当者もしくは問い合わせ窓口担当者が、変更作業を行う担当者に依頼していた。しかし、リセラー用コントロールパネルを提供すれば、販売パートナー自身で新規・追加変更の注文が登録できる。PCAの担当者を介さなければ行えなかった注文登録内容の変更作業が、セルフで円滑に行えるようになるのだ。
 「AXLGEARの導入により、ヒトの業務量半分以上を減らすことができるのではないでしょうか」(吉永氏)。
 無論、業務量の増加や手作業がゆえに発生するミスも防ぐことができる。今後契約件数がさらに増えても、担当者への負荷が増大することなく対応できるはずだ。
 戦略企画部 プロダクトマーケティングセンター 係長 桐原貴史氏は、リセラー用コントロールパネルを提供できたことで、販売パートナーの業務効率化も可能になると話す。「かつては当社に問い合わせる必要があったお客様情報も、販売パートナー様が直接コントロールパネルを通して把握できるようになりました。当社に問い合わせる業務が減るだけでなく、お客様との接点にも使っていただけるのではと考えています」これは、販売パートナーの利用を前提につくられたAXLGEARだからこそ、期待できる効果といえるだろう。

ストックビジネスのさらなる強化を支えるシステムの一つに

 今後、取次店にも「PCAサブスク」をリリース予定だが、そのためにはインセンティブ管理機能が必須だ。かつては、手作業で管理していた同社。戦略企画部 プロダクトマーケティングセンター 主任 渡邉亜津沙氏は、「別のシステムでインセンティブ管理をしていましたが、業務量増加により担当者への負荷が非常に大きくなっていました」と述懐する。これからは、AXLGEARのインセンティブ管理機能にて対応する。
 ストックビジネスの深化を目指す中、吉永氏は将来の展望について「ストックビシネスを強化するにあたり、これ以上人の手に頼るのは厳しい。現在、AXLGEARではPCAサブスクのみ管理していますが、今後はPCAクラウドなども追加し、自動化できる業務を増やしたいと思っています」と語る。同社は、ストックビジネスのさらなる深化を進めるため、AXLGEARで契約管理業務を効率化する。

ピー・シー・エー株式会社
戦略企画部
プロダクトマーケティングセンター 係長
吉永 純一氏

ピー・シー・エー株式会社
戦略企画部
プロダクトマーケティングセンター 係長
桐原 貴史氏

ピー・シー・エー株式会社
戦略企画部
プロダクトマーケティングセンター 主任
渡邉 亜津沙氏

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