サブスクビジネスを開発するならAXLGEAR(アクセルギア)
導入事例
2017/02/09
横河レンタ・リース株式会社

横河レンタ・リース様のAXLGEAR導入事例

横河レンタ・リース株式会社 様

1987年1月設立
代表取締役社長 金川 裕一
資本金 528,000,000円
https://www.yrl.com/

「OPEN mind & NICE service」企業理念の下、1987年の創立以来、レンタル事業とシステム事業を提供している。 レンタル事業では「所有から利用へ」をコンセプトに、IT機器から計測器、マイクロプロセッサ開発支援装置まで、最新鋭機器をレンタルでご提供。 システム事業では日本ヒューレット・パッカード株式会社プラチナパートナーであることを強みに、お客様のITインフラコスト削減、柔軟性の向上などを目指している。 2つの事業は相乗効果によって、同社は顧客価値の最大化を実現している。

契約管理の自動化でビジネススピードを向上
契約形態に応じた柔軟な対応が可能に

IT・計測機器のレンタル事業、システム事業を展開する横河レンタ・リース株式会社では、ビジネスのサービス化を進める中、マイクロソフト株式会社のCSP(Cloud Solution Porvider)ビジネスにおいて、クラウドサ-ビスの契約管理の仕組みを必要としていた。迅速なサービスインを果たしたかった同社は、契約自動管理ソリューション「AXLGEAR」を採用。 約2カ月というスピードでサービス開始を成し遂げ、この製品を今後のビジネスを大きく飛躍させる事業エンジンと位置づけている。

導入前の課題と解決

課題

  1. Office365などの販売開始で求められたクラウドサービスの契約管理機能
  2. 社内開発は工数がかかり、永続的にメンテナンスが必要
  3. 経営方針から迅速なサービス開始をする必要に迫られた

解決

  1. わずか2カ月強の構築期間でサービス開始
  2. 数名関わっていた課金計算業務は品質を保ちつつ1名体制に最適化
  3. エンジニアが運用業務から解放され、企画業務に集中できた

導入イメージ

依頼を受けた見積作成は営業担当者が対応。利用申込書を業務処理担当者がAXLGEARに入力した後は、 Office 365 / Microsoft Azureサービスの利用に向け て、CSP 自動プロビジョニング処理後、Azure サービスがデリバリー可能となる。 締め日には、Microsoft Partner Center から送られてくる利用情報を AXLGEARが受け、Flex Work Placeの課金形態を加味して課金計算処理を行う。 その課金情報をもとにして営業担当者が請求処理を行う。

アクセルギアを約2カ月強でサービススタート!品質を確保しながら一人で対応可能になった契約管理業務

ITサービス化推進で求められたクラウドサービスの契約管理の仕組み

横河レンタ・リース株式会社はこれまで、顧客との接点をハードウェア中心に展開してきた。 しかし、ITのサービス化の流れに伴い、ソフトウェアも一体化した「NICE service」創造を志向、 ビジネスを加速させている。 その代表的なソリューションともいえるのが、同社のシステム事業部が提供するデータレスPC™ 「Flex Work Place」だ。データをPCに保存しないことで管理性を飛躍的に向上させ、 さらにセキュリティを強化するソフトウェアソリューション。同社はまた、顧客の利便性を向上 させるため、Flex Work Place上でOffice365の活用やデータの 保存先として、パブリックラウド「Microsoft Azure」を利用できるように、サービスの拡充を推し進めてきた。 そこで必要に迫られたのが多様なサービスの契約管理だった。お客様の利用期間や料金形態によって管理形態が異なるなど、柔軟性が求められていた。 システム事業部で契約管理機能を自社開発することも検討した。 しかし、社内で開発を引き受けてしまうと工数や時間がかかるとともに、 サービスイン後もビジネスの変化に合わせ継続的にメンテナンスしていかなければならない。 エンジニアリングリソースをできる限りビジネス価値を生む部分に配分したいと考えた同社は、 それは避けたかった。また、経営方針からOffice365の再販に関して迅速なサービスインをする必要もあり、 2016年8月末に期限を設定して進めることになったため、サービス開始までに残された時間は限られていた。

製品思想、優れた自動化機能を評価してアクセルギアを選択

同社は柔軟性のある契約管理ソリューションを検討する中、選び抜いたのが、AXLBIT(アクセルビット)株式会社が提供する契約自動管理ソリューション「AXLGEAR(アクセルギア)」だ。横河レンタ・リース株式会社 執行役員 情報システムセンタ長 髙倉 敏行氏は、その選択理由を次のように語る。 「選定した大きな理由は、他の製品に比べて契約管理の自動化機能が優れており、受注からサービス展開、課金計算までを一気通貫で進められるという点でした。そして、そのベースとなっているAXLGEARの製品思想にも共感を覚えました。AXLGEARの製品思想として評価したのは、ソフトウェアの契約自動管理を実現するというだけでなく、お客様にコントロールパネルを提供することで、契約情報の参照や追加ライセンスの申し込みから従量サービスの利用料金提示、請求書発行などまで、お客様自身で管理いただくことができる点です。それによって、さらなる社内の工数削減のみならず、サービスをご利用いただいているお客様の満足度向上につながると考えております。また、このシステムを自社のビジネスモデルに組み込んで展開できることも想定されており、当社のビジネスの方向性としても合致していました。さらに、クラウドベースのソリューションなので、導入もスピーディ。導入には、常に当社の立場に立って考えてくれたAXLBITの企業風土も、決定を後押ししました」 採用が正式決定したのは2016年6月。そこからサンドボックス環境の構築がスタートし、同年8月上旬には試用を開始。そして8月下旬には正式にサービス開始し、Office365の提供が可能になっている。

約2カ月でサービス開始
今後はビジネスモデルに組み込んで活用

スピーディなサービス開始から、今も順調にAXLGEAR は稼働しているという。AXLGEARの導入効果を髙倉氏は次のように話す。「まずは約 2 カ月という短期間でサービス開始ができたことが大きな効果です。契約管理機能を自社開発していたら、要件定義から開発、構築といった過程を経ることで、長い期間を要してしまいます。その点、すでにサービス化されているAXLGEAR上で、契約管理機能、デリバリー機能、課金計算機能といった多彩な機能を利用できるなど、メリットは大きいと思います。 AXLGEAR の導入によって、同社はこれまで数名で携わっていた課金計算業務が、その品質を担保しながら 1名で対応できるようになった点も評価しています。そして、当社のエンジニアがサーバなどの運用業務から解放され、収益増に向けたビジネスプラン拡充に舵を切ることができました」 また AXLGEAR の導入は、同社の基幹システム BPR のきっかけともなっていると髙倉氏は述べる。今後は AXLGEAR のお客様向けに、コントロールパネルなどの機能活用による顧客満足度向上や、AXLGEAR の社内基幹システムとの連携などによる社内の運用業務の効率化を進めていき、さらに多彩なサービスを提供できるよう体制を整備していきたいという。髙倉氏は「AXLGEAR はシステム事業部でもレンタル事業部でも活用するバックグラウンドシステムのエンジン。AXLBIT には契約管理分野の ERP となってさらなる実績を伸ばして、そのノウハウをフィードバックしながら一緒にビジネスを加速させていきたい」と期待をこめてメッセージを寄せた。

Flex Work Placeとは

システム事業部が展開するFlex Work Placeは、ソフトウェアで実現する「データレスPC™」だ。PCにデータを保存しないため、万が一PCの紛失・盗難が発生した際にも情報漏えいのリスクがない。また、データはネットワーク上のサーバやクラウドに保存されるため、さまざまなデバイスから利用可能。ワークスタイル変革にも貢献している。さらに、従来の仮想デスクトップソリューションに比べ、投資コストが安価であることも高く評価されている。

横河レンタ・リース株式会社 執行役員
情報システムセンタ長
髙倉 敏行氏

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