NECネッツエスアイ株式会社様のAXLGEAR導入事例
創立:1953年12月1日 / 代表取締役社長:牛島 祐之
URL:https://www.nesic.co.jp/
デジタルソリューション事業やネットワークインフラ事業、エンジニアリング&サポートサービス事業を展開するNECネッツエスアイ株式会社。1953年に電気通信工事会社として創業して以降、時代・技術の変化とともに事業を拡大してきた。2019年10月にEコマースサイト「Symphonict eストア」の提供を開始。お客様の「共創」パートナーとしてデジタルシフトの支援・発展を目指す。
Eコマースサイト「Symphonict eストア」でAXLGEARを採用
人手を介さないシステムで顧客接点を創出
通信インフラ事業で60年以上前から培ってきた技術と経験を活かし、時代の変化に合わせてビジネス領域を拡大してきたNECネッツエスアイ株式会社。コロナ禍でテレワークを基本とする働き方が急速に普及しクラウドサービスの導入が進む中、2019年に立ち上げたEコマースサイト「Symphonict eストア」で迅速なサービス提供を実現するために「AXLGEAR」の採用を決めた。今回は、ビジネスデザイン統括本部 DXビジネス推進本部 マネージャー米蒸良平氏にAXLGEARの導入理由や活用状況、今後の展望について伺った。
導入前の課題と解決
課題
1.デジタル活用による新たな顧客接点創出
2.ビジネス拡大に向けたバックオフィス業務の改善
3.受注から納品までのリードタイムの削減
解決
- 従来の営業主体を脱却したビジネス基盤を構築
- 受注から納品までの管理業務を3ヶ月で自動化
- 自動処理で迅速なサービス提供が可能に
導入イメージ
- Zoomの注文受付~発注対応~開通対応の一連の業務プロセスをAXLGEARにより自動化。
- 営業レスで新規顧客からの注文受付が可能に。お客様自身が専用の管理画面から即座に契約内容を変更も可能。
- サービス提供、管理にかかる業務工数を大幅削減を実現。バックエンドの効率化だけでなく決済システムとの連携による与信審査の手間が省け、さらには迅速なサービス提供も可能に。
充実した標準機能により
サブスク管理業務の自動化を3ヶ月で実現!
注文1件あたり1時間の工数削減に成功
需要増に対応するため
早急なプラットフォーム整備が課題に
NECネッツエスアイ株式会社がEコマースサイト「Symphonict eストア」を展開したのは2019年10月。お客様の課題を解決するソリューションの一つとして、Zoomなどのクラウドサービスを提供するビジネ
ス形態を採用した。しかし当初は人を介する基幹システム活用が前提の運用フロー。例えばお客様からライセンス発行の依頼があれば、営業担当者が注文内容を社内のシステムに手動で入力し、発注申請も手動で行わなければならない。コロナ禍でデジタルシフトの波が押し寄せて新規のお客様からの注文が増える中、人手が必要となる仕組みのままでは限界があった。そこで同社は2021年3月、デリバリー効率化のためのプラットフォーム導入を検討することとなった。
サブスク型サービスの契約管理システムを5つほど比較した結果、選んだのはAXLGEAR。
同社がAXLGEARを採用した最も大きな理由は、ZoomをはじめとしたクラウドサービスとのAPI連携が可能で受発注処理の自動化を最短3ヶ月間で導入できる点だった。ビジネスデザイン統括本部 DXビジネス推進本部 マネージャー 米蒸良平氏は、選定理由について次のように語る。
「機能要件としてはEコマースのフロント機能があること、サブスクサービスの課金計算ができることを挙げていました。これらは他社製品も満たしていましたが、自動化については実装を弊社で対応するか、希望の納期よりも後ろ倒さなければならない可能性がありました。3ヶ月間という納期で自動化の提案をいただけたのはアクセルビット様だけです」(米蒸氏)。また、AXLGEARであればAPI連携の実装が柔軟にでき、一気通貫で導入を実現できる点も選定理由の一つだったという。
3ヶ月間で導入できた背景には、AXLGEARの標準機能に運用自動化が含まれていたことが関係している。「もし自動化の開発を自社で対応していた場合、3ヶ月間での実装は難しかったと思います。弊社は管理会計上、実績計上をするために社内のシステムとの連携をしなければならず、その対応に多くの時間を割かなければならなかったので」(米蒸氏)。
受注から提供までの作業を自動化!
お客様を待たせない体制も実現
AXLGEARの導入で、人手を介さない受発注処理の実現に成功した同社。導入前は注文1件あたり1時間ほどの手作業が必要だったが、今は自動で処理される。また、AXLGEARであればお客様自身が専用の管理画面から即座に契約内容を変更できる。米蒸氏は、AXLGEARの導入によるお客様側のメリットについても言及した。
「AXLGEARがなかったら、例えばお客様の与信審査の際にリードタイムがかかります。その分コストがかかる場合もあるので、AXLGEAR導入は業務負担の軽減にもいい影響があったと思います」(米蒸氏)。
AXLGEARの導入によって、バックエンドの効率化だけでなく決済システムとの連携による与信審査の手間が省け、さらには迅速なサービス提供も可能になった。例えば、導入前はアカウント発行手続きを月末にまとめて手作業で行っていたため、翌月一日までサービス提供ができなかった。しかしAXLGEARを導入した後はお客様が管理画面上で発行依頼をかけると自動的に処理され、注文の翌日にはサービスを提供できるように。「お客様が欲しいときに欲しいサービスをすぐ提供できる点が一番良かったと思う」と米蒸氏は話す。
現在同社はAXLGEARでZoomを中心としたクラウドサービスを管理しており、契約更新から注文書・見積もりの作成までをすべて自動で行っている。人的リソースを考慮することなく処理ができるため、今後さらにAXLGEARで管理するサービスを増やしていく予定だという。
従来の延長ではなく
新しいビジネスの基盤として活用していく
時代・技術の変化に合わせて、新しいビジネスモデルの立ち上げに取り組んできた同社。ICT・ネットワーク・保守・通信などの分野で長年培ってきた知識・経験は実践で裏打ちされたものだ。例えば、テレワークは新型コロナウイルスの感染が問題になる前から社内で取り組んできた。今後は、自社のノウハウ・ナレッジをお客様の課題解決に活かし、お客様との新しいビジネスモデルの共創を目指している。
Eコマースサイト「Symphonict eストア」でも、共創ビジネスの実現に向けてさらに課題解決方法を拡充していく予定だ。「今後もAXLGEARを活用してサプライヤーとの連携を見直し、各プロセスにかかる時間や手間を削減していきたい」と米蒸氏は語る。
営業部門やサービス主幹部門からも、AXLGEARを活用したビジネスを検討したいという声が増えているという。新しいビジネスモデルをつくるためには、従来の延長で物事を考えないことが重要となる。米蒸氏は「当社の新しいビジネス基盤をこれから検討していきたい」と語った。
NECネッツエスアイ株式会社
ビジネスデザイン統括本部 DXビジネス推進本部
マネージャー
米蒸 良平氏
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